緊急事態宣言の終了

昨日の朝日新聞の一面の記事に、WHO(世界保健機構)のコロナの緊急事態宣言の終了の記事が掲載されていました。

2020年の緊急事態宣言から3年を経ての終了宣言でした。

記事によりますと、ワクチン接種や感染により免疫力が高まり、新型コロナによる死亡率が下がり、医療システムへの負担が緩和されてきたこと、と「ほとんどの国でコロナ禍の前のような暮らしができていること」の認識が根拠のようでした。

記事には、WHOの集計によりますと、今年の5月3日の時点で世界で約7億6500万人が感染し、692万人以上が死亡したと書かれていました。

世界の人口が約80億人ですから、実にほぼ10人に一人が感染し、1000人に一人弱が亡くなったことになります。本当に、本当に、コロナは歴史的なパンデミックだったのだと改めて思いました。

ただコロナは根絶したわけではなく、新たな変異株が登場し新たな感染者が現れることのリスクも書かれていました。

それでも!やはり以前と変わらない暮らしができるようになったことはとても嬉しく思います。街を歩いていましてもまだほとんどの方がマスクをしているように、今後も注意は必要であることは申すまでもありませんが、でも緊急事態の中のあの独特の緊張感からは少し解放された気がいたします。

コロナ禍の中で、本当にお仕事や他の面でも大変な困難に合われた方達もとても多かったことと思います。どうぞ、少しずつ、一歩一歩、コロナ以前と変わらない当たり前の暮らしを取り戻してくださることを心から願ってやみません。